2007-07-02

アップル「iPhone」


アップル「iPhone」、ネット上に早くも分解画像が流出2007年7月2日(月)13:16

(ロイター)
 [サンフランシスコ 1日 ロイター] 米アップルの携帯電話機「iPhone」が先月29日に全米で発売されたが、インターネット上ではすでに、中身を知ろうとする好奇心旺盛なテクノロジーマニアらの手で分解された「iPhone」の写真や動画が出回っている。
 1日午後には、米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」に、2人の男性がハンマーなどを使って「iPhone」を壊す様子を撮影した動画が投稿された。この動画は5万回以上再生され、内容を激しく非難するコメントも寄せられた。
 米フロリダ州マイアミ在住という投稿者は2本目の動画で「ただ壊すために壊したのではない。中身を知るために分解した。時間が限られているので極端な手段を使った」と説明している。
 また、アップルの部品や修理に関するガイドサイト「Ifixit.com」では、技術的な解説付きの分解画像が幾つも掲載された。サイトの共同創設者カイル・ウィーンズ氏は「アップルはいつくかの非常に革新的なことを行った」としている。
 同サイトにより、「iPhone」の構成部品の一部が明らかになった。メーンプロセッサーとメモリーチップは韓国サムスン電子<005930.ks>、音声処理チップは英ウルフソン・マイクロエレクトロニクス、Wi-Fi無線チップは米マーベル・テクノロジー・グループの製品がそれぞれ採用されている。
 アップルが部品供給会社に関する情報を制限していることもあり、「iPhone」の分解情報には投資家も注目している。過去には、同社の携帯音楽プレーヤー「iPod」の部品情報が明るみに出ると、その部品を供給する会社の株価が上昇するという現象もあった。

上記、「ロイター記事全文コピー」

今話題沸騰のアップル「iPhone」、日本国内では蚊帳の外。何れ上陸するのは間違いない。
 抜粋

『1日午後には、米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」に、2人の男性がハンマーなどを使って「iPhone」を壊す様子を撮影した動画が投稿された。この動画は5万回以上再生され、内容を激しく非難するコメントも寄せられた。
 米フロリダ州マイアミ在住という投稿者は2本目の動画で「ただ壊すために壊したのではない。中身を知るために分解した。時間が限られているので極端な手段を使った」と説明している。
 また、アップルの部品や修理に関するガイドサイト「Ifixit.com」では、技術的な解説付きの分解画像が幾つも掲載された。サイトの共同創設者カイル・ウィーンズ氏は「アップルはいつくかの非常に革新的なことを行った」としている。
 同サイトにより、「iPhone」の構成部品の一部が明らかになった。メーンプロセッサーとメモリーチップは韓国サムスン電子<005930.ks>、音声処理チップは英ウルフソン・マイクロエレクトロニクス、Wi-Fi無線チップは米マーベル・テクノロジー・グループの製品がそれぞれ採用されている。
 アップルが部品供給会社に関する情報を制限していることもあり、「iPhone」の分解情報には投資家も注目している。過去には、同社の携帯音楽プレーヤー「iPod」の部品情報が明るみに出ると、その部品を供給する会社の株価が上昇するという現象もあった』の、
ここが気になる。

テレビ世界でいう「やらせ」、か。


売れればなんでもいい、というアメリカり流儀がミエミエで日本人の肌には合わない。日本上陸するときは、もっと違う戦略で喧伝するはずだ。

かつてアメリカで日本車が標的になったとき、同じようなテレビ画像が流された。そのときの心理感情は排他的アクションとして苦々しく思ったが、この度のロイター報道を見る限りでは、それも「ヤラセ」だったかと思うと、日本企業もアメリカの意図にまんまと引っ掛かったようにおもう。

アップル戦略はアメリカ国内では様々に評価されているようで、その実、日本国内ではまったく無知。
はたして「iphone」が世界を席捲するか、しないか、この3ヶ月が勝負とみる。

その他のIT関連情報では、一企業の寡占的な市場支配は好ましくないと、それを排除する意見が出されていた。標的は当然Microsoftであり、次席に控えるGoogleであることは誰でも判る。
アメリカが世界の頂点であろうとすれば世界市場寡占は必須条件である。その領域を死守することができるか、できないかは次期大統領次第である。それを選ぶのはアメリカ自身であるが歴史上、地球上の全世界の政治経済を支配した国家で1世紀に渡って君臨した国はない。
どんな方策を講じても、全世界人口の意思意図を汲み取り分析することはスーパーコンピュータ100台を駆使しても、それはできない。なぜなら、そのコンピュータにデータを打ち込むのは人間であって、自分にとって都合の良いデータばかりを入力しても、正しい応えは絶対に出ない。
そのことは紀元前6世紀、ギリシアの哲学者タレスが目指した物理法則の探求とはまったく逆方向である、ということを充分認識していないからである。