「朝青龍」に引退勧告の意見、と新聞報道。
またファンに対する説明もない、とメデイァが報じる。
関係者による見解。
「横審として当面は見守る方針でまとまった。海老沢勝二委員長は、横綱がモンゴルで治療に専念するのか、また新しい事態に発展するのか。モンゴルでの生活を見守るしかない、と話した。会合では複数の委員から引退勧告を求める意見も出たという」。
この角界一連の不祥事、自民参院選惨敗責任問題とパラレル展開していると見る。
とどのつまり「その責任は誰が取るのか」、という本質遡及をすれば、そのスターを祭り上げたのは誰で、その目的は何か、という足元を考えれば、緒問題に対して首を捧げるのは自ずと誰であるか判るはずだ。
角界において朝青龍がモンゴル人というのは誰でも知ってる。他国籍による力士で角界に新風、と云う事実は一定の評価を得た。また横審もそれに肯定して現在に至ったはず。
それで、この度の問題が浮上して精神的療養が必要で欠場処置、というのは「何か本質の争点」がずれてませんか、といいたくなる。
角界で横綱に認定したのは誰なのか、国会で首相に任命したのは誰なのか、という本質的な組織構造。
あいも変わらず外野席から愚痴をこぼし注文をつけている、「アンタ」、こそが諸悪の根源であることを自覚していない悲劇。
その発言がメディアで報道されていること自体が「元なにがし」の威光をものがたる。日本においては、元なにがしが多すぎて祭り上げられた「スター」は、まったく「現在ドン」の気持ちでいられない。