2006-11-10

新しいブログ


このブロガー、ニュータイプに変更中とのことで、中々スムーズに書き込みが出来ない。アメリカ選挙ではないが与党共和党が崩れ始め、大統領の右大臣としての国防長官ラムズフェルドが更迭された。変革を望んでの選挙結果がそうさせたと報道されている。

ITの世界も激震さなか、Google猛追に各社一斉の反撃が始まった。MicrosoftもB会長が現役引退して新規一転というところだろうか。他社もたたみ掛けるように新バージョンを発表している。
それを傍観しているのは日本のIT産業界。いつの時代も日和見主義、隣の動向を逐一チェックして、そして自分の出方を覗う。これま、まるで江戸時代の外様大名とんなら変わりない。
それだけではない。政治の世界でも未修履問題で大臣が朝令暮改を地で演じている。日本は今でも鎖国中なのか。

2006-11-09

虫の造形

Posted by Picasa
photo:鮮やかなオレンジ色
 虫 のオブジェ

前項で紹介したフォトコレクションの虫。体長約1.5センチ程度の大きさで全体がオレンジで黒の斑点模様。その斑点の形も全部異なり幾何学形の図が左右対称に並んでいる。古代日本の図柄に左右対称形であらわす様式があった。奈良正倉院の宝物の一つにそれがある。
動物唐花文を基調とた唐式の図柄で、花葉丸文と花角鹿をあしらった織物で、その原型を辿ると古代ペルシャに行き着く。古代の交易がシルクロードを通って行われていた証明である。
今日、アートを含めて描く・奏でる、などの表現手段は家庭のパソコン1台でぼほ表現可能だ。もともとパソコンの映像技術は映画のノウハウを基にして作られている。同様にあらゆるジャンルの技術は人類の叡智を蓄積して出来上がっており、それが粘土板から紙へと、紙は印刷物へと変わり、さらに現代ではその情報はパソコンにインプットされ、巨大な輪転機を回さずとも情報がダイレクトに個人へと配信される。
方法は変わっても情報のソースは昔と大差なく、「隣の家に子猫が生まれた」程度の内容である。
デジカメで撮ったオレンジ色の虫、左右対称の文様は人間が図柄を描く以前から、個体の遺伝子にその情報が蓄積されていた。それをコピーしたのが人間の知恵で、今で言う著作権侵害という厄介な問題もなかった。それでも動植物のDNAが企業によって登録され、生物個体の先天的情報を寡占するという、どうにもならない時代に入ってしまった。

2006-11-05

訪問者カマキリ

Posted by Picasaphoto:テラスフレームの蟷螂・カマキリ

朝から上空は晴れ上がり、気持ちの良い秋の休日である。
ブラインドの影に映ったシルエットが、妙に意味有り気でデジカメした。
虫の形は、とても奇異な容姿だが人間が作ったロボットの能力を遥かに凌ぐ性能をもつ。カマキリのスタイル、どうしてそんな形なのか不思議でしょうがない。それだけに魅力的でモーニング正装の原型を人間は、このカマキリから頂いた、と思えてならない。
私のデジカメコレクションに、もう一つ昆虫の「美景」が収まっている。名は知らないが体色が素晴らしい。印象派のモデルにしたいような色彩感覚で、アニメーション的でもあり、「ロゴ」にしたくなるような天才的なカラーセンスである。
かのピカソが土着アフリカ民族の宗教的意匠を基に絵を描いたのは有名な話だ。そんなことを色々考えてみれば、人間世界の古代生活様式は動植物から文様を学び、配色は自然界の掟から学んだに違いない。
カマキリの体型など、飛びぬけて芸術的である。