29日23時、読売による選挙速報。全コピー
岡山選挙区(改選定数1)では、新人の姫井由美子氏(48)(民主=国民新推薦)が、4選を目指した自民党参院幹事長の現職片山虎之助氏(71)(自民=公明推薦)ら4人を破り、初当選を果たした。
姫井氏は、片山氏に挑む戦いを「姫の虎退治」と名づけ、無党派層へのはたらきかけを強める選挙戦を展開。こまめに街頭演説を繰り返して知名度の低さを盛り返し、郵政問題で離党した平沼赳夫・元経済産業相の地盤も切り崩し、強固な自民地盤に風穴を開けた。
民主党本部も「全国最重点区」と位置づけ、小沢代表が公示日と最終盤に入ったほか、代表経験者も相次ぎ来援するなど全面的なテコ入れを図った。
片山氏は危機感を募らせ、地元選出の衆院議員や県議、企業などをフル回転させる組織選挙で対抗。公明の支援も得たが、勢いに乗る姫井氏の前に上滑りが目立ち、組織固めを思うように進められなかった。
(2007年7月29日22時33分 読売新聞)
激戦区岡山で民主が勝利したことは今回の選挙の象徴的な出来事だった。
自民現・参院幹事長を破ることは即ち敵将の首を取ることに相当する。当然の結果として、要役を引責辞任、参院のドン青木氏も役を降りた。
それにしても選挙戦の闘いは、まるで中世戦国時代そのままである。
伝えられる、 民主党本部も「全国最重点区」と位置づけ、小沢代表が公示日と最終盤に入ったほか、代表経験者も相次ぎ来援するなど全面的なテコ入れを図った。
とするのは党幹部の読みの深さか、はたまた相手の脆弱性に付け込んだ戦略の 読みか、まったく知るところではないが「勝ち負け」の世界は何が決定的要因であっか判らない。
とどのつまり、党挙げて組織を動因しても肝心の本人の資質また「画面受け」が無ければ政治世界といえども人気を獲り得ないという事実が証明されたということだろう。
いつの世も、顔が大事ということを、この選挙は伝えている。将来、その方向は益々強まるに違いない。
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