2006-07-27

シルクロードの遺産

 アフガニスタン中部バーミヤンでペルシャ神話の霊獣「シームルグ」と推定される絵柄を確認したと、文化財研究所より25日に発表された。
霊獣絵柄が発見されたのはアフガン旧政権タリバンが破壊した東西大仏立像跡の間にある石窟内だった。
天井の一部を区切る、縦約6センチ、横約45センチの梁の中央部に描かれてあった。鳥のような鋭いくちばしに獅子のような胴体、翼があり、牛と向き合っている図のようだ。
新聞にはその白黒写真が載っているが肉眼では識別不能だ。説明によると、
中央のペルシャ神話の霊獣「シームルグ」、その右側にはガンダーラ風の唐草模様、左側には牛が描かれてると説明している。
重要なペルシャ神話の霊獣シームルグが読み取れないのが残念だが、唐草模様はシルクロードより伝わる古来より普遍的な図柄であり、また牛は地中海
沿岸に広がる古代文明の神格化された象徴的シンボルとして、ギリシア神話にも登場する。そのことでも判るように、小アジアよりシルクロード経由で広範囲に情報が伝播されたことが判る。
東西文明融合の証として、霊獣シームルグは貴重な文化遺産である。

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